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炭疽病感染牛発見 当局は情報隠蔽

2012年08月27日

 【新唐人2012年8月28日付ニュース】8月15日午後、蘇州のネットユーザーの微博の書き込みによると、「最近スーパーの牛肉は買わないほうがいい。遼寧省から蘇州に570頭が炭疽病感染牛が来たが、食べると全身が潰瘍になる。蘇州では緊急会議が終わったばかりなので、皆に知らせる」 この微博はその後すぐ削除されました。

 
「東方早報」の記者がいち早くこの情報を捉え、江蘇省衛生庁食品安全処の朱処長を取材しました。朱処長も江蘇連雲港で2例の皮膚炭疽病例を確認したことと、遼寧省から感染牛が届いたことも認めました。中国衛生省からの情報によると、遼寧省では7例の炭疽病例が確認されたそうです。
 
「東方早報」のこの報道後、炭疽病感染牛に関する報道は禁止されました。しかし 感染牛はすでに湖南省にまで入りました。8月24日、ネットユーザーの微博によると、「炭疽病感染牛肉はすでに湖南に流入した。記者が取材したが、報道は許可されなかった。今日 株洲で40人が牛肉を食べて中毒になり、湖南の記者が取材したが、やはり報道は許可されなかった」
 
浙江省衛生庁も「浙江省では炭疽病例が発見されていない」と「デマ」を否定しました。ネットユーザーらはお互いなるべく外食を控え、牛肉を控えるよう促しています。
 
炭疽病は炭疽菌による人獣共通感染症で、早期に手を打たないと感染が迅速に蔓延します。(2003年)SARSが蔓延していたときも、当局は当初必死に隠蔽し、メディアを制御していました。「政治安定のためなら、庶民の死活は顧みない」。 これは中共官僚の一貫した行動基準です。幸い今の中国の庶民も昔ほど騙しやすくないので、当局の話を信じる人はいません。自分で気をつけるしかありません。
 
本日のマイクロニュースはここまで。
 
(翻訳/坂本 映像編集/工)
 

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